ファンタジーの作法

  • 2019.11.14 Thursday
  • 10:58

先月ブログを書けなかったので今月いつもより多く書いております…というわけではないです。羽鳥です。

11月24日のコミティア103に参加することにしまして、その原稿が進まない現実逃避で書いてます(素直)

 

前回の続きのようなものになりますが、このところ感想などでよく目にする「リアリティがない」。

個人的に「共感できない」と同じくらい気になる感想です。

 

そもそも、ファンタジーにリアリティが必要なのか?という話です。

文化や時代背景に中世など現実世界のモチーフがあったり、なんかしらないけど馬だったりジャガイモだったりの描写が現実世界の歴史やらルーツやら作法やらなんやらかんやらに則った正確な描写であったならばそれは

 

そもそもファンタジーではない

 

と私は思います

いや正確に言うと、それもファンタジーの範疇には入るでしょうけど、だからといって文句を言われる筋合いではないと思います

 

ファンタジーは空想や幻想であるからです

 

文化や文明について明確にそうなったという根拠があってそれを事細かに説明したものは、どちらかというとSFでしょう

貴族だとか平民とかの関係について現実世界と同様の諍いや関係があったのならそれはどちらかというと歴史ものでしょう

そりゃSF作品で起きる不思議な物事に何の根拠もなかったらSFが好きで見ている人は怒るでしょうし、歴史ものについて時代背景が適当であったなら歴史好きは怒るでしょう。でもファンタジーは違います。

 

リアリティのあるファンタジーは駄目だとかそういう話ではありません、むしろちょっとしたリアリティがあった方が面白いでしょう、私もそう思うし、そういうものが好きですし、そういうものへの批判とか優劣とかを語っているわけではないのですが

 

ファンタジー作品を読んで「リアリティがない」とはナンセンスもいいところです

ホラーを見て「怖すぎる」と言っているのと同じようなものです。むしろ、これらは誉め言葉と言えるでしょう。

なんらかのモチーフや参考になるものがあるのならそれは逃げです。空想で補えないから引用してくるものであって。

 

ですから世の中のファンタジー作家さんは胸を張ってリアリティのないものを産み出して下さいとこんな誰も見ていない場末のブログで叫びます。私はリアルを離れたくてファンタジーを求めているのでリアリティなんて要らない。

リアリティのないファンタジーが必ずしも面白いというわけでも、リアリティのあるファンタジー(?)が面白くないわけでもないけど、リアリティのないファンタジーが私は読みたいです

 

難癖つける人や現実世界の常識に捕らわれない、何事も作者の自由である世界、それが本来のファンタジーだと思うので。

だから、何の根拠もないふわふわしたファンタジーを読んで苛々したり腹が立ったり気になって読めないのならば、それはその人がファンタジーを読みたいのではないしファンタジーを求めてはいないのです。別に気に入らないのは自由ですが、まるでその作品が劣っているかのような難癖をつけて物語を貶めるのはいかがなものかと思うのです。

 

 

……個人的には(小心者)。

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